応用触覚研究室

本研究室では,メカトロニクスを基に,ときに社会科学の知見を借り:1) 触覚を通じた知覚・体験の多角的な観察,計量;2) 得られた知見を活用した人々の行動を変容させるヒューマンインタフェースの設計開発,に取り組んでいます.視聴覚に続くデジタルメディアのチャネルとして触覚が注目を浴びています.一方で,触覚研究の歴史は比較的浅く,未知なことや特異なことがたくさんあります.例えば,同様な物理刺激であっても,好きな相手からの接触は快く,嫌いな相手からの接触は不快に感じるといった文脈依存性が挙げられます(全てが文脈で説明できるわけではありません).また,カメラやモニタ(視覚),マイクとスピーカ(聴覚)のようなユニバーサルなセンサやディスプレイが触覚においては未だないことから,目的に応じて自分たちで設計開発する必要があります.こうした挑戦的な分野において,当研究室では世界で役立つもの・知見を目標に応用的研究を行っています.具体的にはバーチャルリアリティ等の人とコンピュータ,あるいは身体接触等の人と人のインタラクションを触覚的に拡張することに取り組んでいます.

研究室配属希望の学生へ

本研究室は2020年1月に立ち上がった研究室です.触覚技術,ウェアラブルデバイス,ヒューマンコンピュータインタラクションの研究に熱意のある学生を随時募集しています.

配属後に必要に応じて本研究室で必要なものづくり(電子・機械工作,プログラミング等)の講習会を予定しています.学生の適性や興味等を基に触覚技術,ウェアラブルデバイス,ヒューマンコンピュータインタラクションもしくはこれらに限らない研究テーマを決定します.

本研究室への配属に興味のある方はEメールで蜂須までお問い合わせください(一週間経っても返信がない場合はお電話ください).メールには:1) いつ,どのような形での配属を希望しているか;および 2) どんな研究をしたいのか(興味のある研究テーマ),を書いてください.必要に応じてオンラインミーティングを設定します.

E-mail: hachisu[at]iit.tsukuba.ac.jp
([at]を@(アットマーク)に置き換えてください)
Tel: 029-853-5351